第12回10月19日(月)

大分臨海ロータリークラブ

会長の時間

皆さん、こんばんは。
今週の会長の時間は、
「地域を元気にする奉仕とは」
というテーマでお話しします。
10月は、ロータリーの重点分野の一つである、地域社会の経済発展について考える月です
。
ただ、今の景気を見ていますと、正直なところ、手放しで「景気がいい」と言える状況で
はないと思います。
日本銀行大分支店が10月1日に発表した大分県内の景気動向では、
「大分県内の景気は、回復のペースが鈍化している」
とされています。
観光や設備投資など堅調な分野はありますが、一方で、家計の消費マインドには弱さがあ
り、住宅投資も減少しています。
全国に目を向けても、企業倒産は増えています。
帝国データバンクによると、2026年度上半期の倒産件数は5,362件で、前年同期より4.2%
増えています。
しかも、物価高による倒産は628件、人手不足による倒産は225件で、いずれも高い水準で
す。
最近はAIや半導体、データセンターなど、一部の産業にはかなり勢いがあります。
ただ、地域の中小企業に目を向けると、
原材料が上がる。
人件費が上がる。
燃料費も上がる。
人もなかなか採用できない。
そして、上がった分をすべて価格転嫁できるわけでもない。
私自身、会社を経営していますので、この辺りはかなり身近に感じます。
だからこそ今、
「地域を元気にする奉仕とは何だろう」
と考える意味があるのではないでしょうか。
地域経済というと、景気や産業政策のような大きな話に聞こえます。
でも、実際にはもっと身近なところで動いていると思います。
地元のお店で買い物をする。
地域の会社に仕事をお願いする。
若い人に働く場所をつくる。
困っている人に、自分の経験や知恵を少し分ける。
そういう一つひとつが、地域を支える力になります。
ロータリーには、いろいろな職業の方が集まっています。
経営者、専門職、そして地域で長年信用を積み重ねてこられた方。
私は、ロータリーというのは単なる異業種交流の場ではなく、
地域の知恵、経験、人脈、そして信用が集まっている場所
だと思っています。
奉仕というと、寄付をしたり、清掃活動をしたり、青少年を支援したりすることを思い浮
かべます。
もちろん、それも大切です。
ただ私は、
日々の仕事をきちんと続けることも、地域への奉仕の一つ

だと思います。
雇用を守る。
取引先を大切にする。
お客様との約束を守る。
若い人に仕事を伝える。
派手ではありませんが、こうした会社が地域に残り続けることが、地域経済の土台になっ
ているのではないでしょうか。
会員それぞれが持っている経験やつながりを少しずつ地域に還元していく。
それだけでも、地域を元気にする奉仕になると思います。
そして、10月24日は世界ポリオデーです。
本来であれば、ポリオ根絶に向けた合同イベントが予定されていましたが、今回は熊本地
震の関係で、残念ながら開催されないことになりました。
ただ、イベントがなくなっても、ポリオ根絶への取り組みそのものがなくなるわけではあ
りません。
ロータリーは10月24日を、世界でポリオ根絶への理解と行動を広げる日としています。
地域経済を支えることも、
災害で困っている人を支えることも、
世界の子どもたちをポリオから守ることも、
根っこは同じだと思います。
誰かの未来のために、自分たちにできることをする。
10月後半も、大分臨海ロータリークラブらしく、
つながりを力に、行動していきましょう。
以上、今週の会長の時間でした。

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