第9回9月14日(月)

大分臨海ロータリークラブ

会長の時間

皆様、こんばんは。

今週の「会長の時間」は、少し趣向を変えて、誰もが知っているマクドナルドの経営についてお話ししたいと思います。

世界的な大企業の話を、小さな看板会社を経営している私がするのも少し恐縮ではありますが、実は仕事でマクドナルドの看板メンテナンスに携わっています。8割下請けですが。

毎年多少の変動はありますが、現在は直営店を約110店舗、フランチャイズ店を約40店舗、合わせて150店舗ほど担当しています。

ハンバーガーは作っておりませんし、ポテトも揚げておりませんが、お店の顔である看板には日々関わっていますので、今日は少し現場目線も交えてお話しします。

最近、日本マクドナルドの公式資料の中で、「店舗ポートフォリオの最適化」という言葉が出てきます。

少し難しい言葉ですが、簡単に言えば、

「ただ店を増やすのではなく、新しく出す店、課題のある店の閉店、改装やレイアウトまで含めて、店舗全体をより強い形に組み替えていく」

という考え方です。

実際、日本マクドナルドは、新店開発だけではなく、課題のある店舗の閉店や既存店のリモデルも進めています。

また、フランチャイズビジネスの強化も同時に進めていて、地域に密着した運営体制をつくることも重視しています。

つまり、ただ数を増やすのではなく、

「どこに、どんな店を置くのか」

「その店をどう改善するのか」

「どういう運営体制が、その地域に合っているのか」

そういったことを全体で考えているわけです。

これ、野球で言えば、選手をただ増やすのではなく、

「誰をどこで使うのか」

「守備位置は合っているのか」

を見直すようなものだと思います。

人も同じで、能力があっても、配置を間違えると力が出にくい。

営業が得意な人。

細かい確認が得意な人。

現場をまとめるのが得意な人。

それぞれに合った役割があって、そこにきちんと配置されて初めて、組織の力が出るのだと思います。

そして最近、マクドナルドでは一部のサービスも見直されています。

例えば、ポテトの塩の「多め・少なめ」や、ソースの「多め・少なめ」のように、人によって判断が変わりやすい注文です。

「多め」と言っても、スタッフによってその量が違えば、同じ商品でも仕上がりに差が出ます。

ですから、できるだけ人の感覚に頼りすぎず、誰がやっても同じ品質に近づける。

これは、大きな組織ほど大事な考え方のだと思います。

私たちの会社でも同じです。

「あの人なら分かっている」

「あの人に聞けば大丈夫」

というやり方だけでは、なかなか続きません。

誰がやっても分かるようにする。

基準を決める。

やり方を残す。

こうした仕組みづくりが、組織を強くするのだと思います。

そして、これは公式資料に書かれていることではありませんが、私が看板メンテナンスの現場で感じるのは、お店は「ただ開いていればいいわけではない」ということです。

看板がきちんと光っているか。

夜でもしっかり見えるか。

汚れや傷みがないか。

そういった一見地味な部分が、お客様の第一印象に関わってきます。

看板は店の顔です。

どんなに中身が良くても、外から見た印象が悪ければ、やはり少しもったいない。

これは会社でも、ロータリーでも同じではないでしょうか。

今年度の大分臨海ロータリークラブは、

「つながりを力に、行動する臨海」

をスローガンに掲げています。

会員数を増やすことも大切です。

ただ、数が増えるだけではなく、

誰がどの役割で一番力を発揮できるのか。

今の地域に合った活動は何なのか。

そして、誰が担当しても分かる仕組みになっているのか。

そこまで考えて初めて、強いクラブになっていくのだと思います。

人も、店も、組織も、

ただ増やすだけではなく、

どう組み替えるか。

どう活かすか。

どう仕組みにするか。

その積み重ねが、結果につながっていくのではないでしょうか。

私自身、看板メンテナンスという裏方の仕事をしながら、目立たない部分でも、強い店づくりの一部を支えているのだなと感じています。

ハンバーガーは作れませんし、ポテトも揚げられませんが、看板の球切れを見つけるのは専門分野です。

私たちの会社も、そして大分臨海ロータリークラブも、今ある人や仕組みをどう活かして、より良い形にしていくか。

そんなことを、これからも考えていきたいと思います。

以上、今週の「会長の時間」でした。

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