会長の時間
今週の会長の時間は、
「ヒットする映画と、心に残る看板広告」
です。
最近、キャラクター映画のヒットが話題になることがあります。
たとえば、ちいかわの映画のように、一見すると「かわいいキャラクターの映画」に見えるものが、子どもだけではなく、大人にも広がっていくことがあります。
なぜ、そういう作品がヒットするのか。
私は、そこには大きく3つの理由があると思います。
一つ目は、見た瞬間に興味を持てること。
二つ目は、見た後に誰かに話したくなること。
三つ目は、もう一度触れたくなる余韻があることです。
入口はかわいい。
でも、中に入ってみると、仲間との関係や、少し考えさせられる内容がある。
だから、ただ「見て終わり」ではなく、
「あれ、よかったよ」
「ちょっと深かったよ」
「もう一回見たいな」
と人に話したくなる。
これが、ヒットにつながっているのではないかと思います。
実は私は、これは看板広告にも通じるところがあると思っています。
私は普段、看板の仕事をしています。
看板というと、ただ店名や会社名を表示するものだと思われるかもしれません。
しかし、看板はただ名前を書いている板ではありません。
そのお店や会社の第一印象をつくる、いわば「顔」です。
人はお店に入る前に、まず看板を見ます。
会社を訪ねる前に、まず外観を見ます。
通りすがりの人は、一瞬で
「入りやすそう」
「信頼できそう」
「ここは何のお店だろう」
と判断しています。
その一瞬の印象をつくるのが、看板です。
映画でいえば、ポスターやタイトルを見た瞬間に
「ちょっと見てみたいな」
と思わせる入口の部分です。
看板も同じで、まずは見てもらわなければ始まりません。
でも、目立てば何でもいいというわけではありません。
派手なだけでは、長く心には残りません。
大切なのは、見た人に
「何のお店か分かる」
「自分に関係がある」
「一度行ってみたい」
そう思ってもらえることです。
つまり、看板は24時間働く営業マンのようなものです。
人が休んでいる時も、雨の日も、夜も、通りを歩く人や車で通る人に向けて、黙って会社の存在を伝え続けています。
しかも、一度きりではありません。
毎日同じ道を通る人に、少しずつ記憶されていきます。
最初は気づかなかった人が、何度も見るうちに覚える。
必要になった時に、
「あそこにあったな」
と思い出す。
この積み重ねが、看板広告の大きな力です。
映画のヒットも、一人が見て終わりではなく、感想が広がり、話題になり、また人を呼びます。
看板も同じです。
一人のお客様が見て、来店し、満足し、人に話す。
地域の中で何度も目に入り、少しずつ信頼が積み重なる。
そこに広告としての価値があります。
また、看板には地域の景色をつくる役割もあります。
長くそこにある看板は、町の目印になります。
「あの看板のところを曲がってください」
「昔からあそこにありますよね」
そう言われるようになると、それは単なる広告ではなく、地域の記憶の一部になっていきます。
ロータリーも、地域の中でそういう存在でありたいと思います。
一度だけ目立つのではなく、日々の活動を通じて、少しずつ信頼される。
困った時に思い出してもらえる。
地域の中に、ちゃんと存在が見えている。
これはクラブにとっても、とても大切なことだと思います。
看板も、映画も、ロータリーも、共通しているのは、人の心に残ることで、次の行動につながるということです。
見てもらう。
覚えてもらう。
信頼してもらう。
そして、行動してもらう。
看板広告の魅力は、まさにここにあります。
ただ目立つだけではなく、会社やお店の思いを伝え、地域との接点をつくり、人と人をつなげる。
そんな力が、看板にはあります。
そして私たちロータリアン一人ひとりも、外から見ればクラブの看板です。
私たちの表情、言葉、行動が、大分臨海ロータリークラブの印象をつくっています。
このクラブは感じがいいな。
この人たちと関わってみたいな。
この活動は応援したいな。
そう思っていただけるように、私たち自身も地域の中で良い看板でありたいと思います。
ヒットする映画が、人の心に残り、話題になり、また人を呼ぶように。
良い看板広告も、人の記憶に残り、信頼を生み、次の行動につながります。
そして良いロータリークラブも、地域の中で存在が伝わり、人が集まり、奉仕の輪が広がっていきます。
今日は、ヒットする映画の話から、看板広告の魅力、そしてロータリーの姿についてお話しさせていただきました。
以上、今週の会長の時間でした。







