会長の時間
今週の会長の時間は、ロータリーの月間テーマについてです。
国際ロータリー(RI)において、6月と7月はどちらも「ロータリー親睦月間(Rotary Fellowships Month)」
という同じテーマが指定されているのはご存じでしょうか?毎月異なる活動分野が割り当てられている中で、
なぜこの2ケ月間だけが同じテーマになっているのか、その理由はロータリーの「年度の切り替わり」と
「組織の基盤である親睦の重要性」に深く根ざしており、その本質を3つの視点から紹介します。
1.新旧年度をスムーズにつなぐ「バトンの引き継ぎ」
ロータリーの年度は毎年「7月1日~翌年6月30日」と定められており、6月は「現年度の締めくくり(エンド)」
7月は「新年度のスタート(ビギニング)」という、組織にとって最も大きな転換期にあたります。
この時期は、クラブの会長・幹事をはじめとするすべての役職が次期体制へと一斉に入れ替わります。
組織が大きく動くこの2か月間に、ロータリーの原点である「親睦」を共通テーマに据えることで、前年度の
役員への感謝と労いを表すとともに、新体制のチームワークと結束をスムーズに高めるという狙いがあります。
新旧のメンバーが「親睦」を介して融合するための地続きの移行期間として機能しています。
2.「ロータリー親睦活動(Fellowships)」の推奨
ロータリーにおける「親睦(Fellowships)」には、単なるクラブ内の懇親だけでなく、「ロータリー親睦活動
(Rotary Fellowships)」という国際的な公式プログラムの推進という意味も含まれています。
これは、共通の趣味や職業、文化的な関心(スポーツ・音楽・チェス・IT・写真・ワインなど)を持つ世界中の
ロータリアンが国境を越えて集まる自主的なグループ活動です。
年度が切り替わるこの時期は、通常のクラブ奉仕活動や地区プロジェクトが一時的に端境期を迎えます。
だからこそ、世界中の仲間とつながる個人の親睦活動に目を向け、ロータリーの国際的な広がりの魅力を
再発見するのに最適な期間として、2カ月にわたり協調されています。
3.一貫性を持たせるためのRI理事会による見直し
かつては6月と7月にそれぞれ異なるテーマ(例えば、6月は「ロータリー親睦活動」7月は「国際ロータリー
のニューイヤー」など)が個別に割り当てられていた時期もありました。しかし、2015年頃のRI理事会による
強調月間の再編・整理を経て、年度をまたぐこの重要な移行期を一貫したメッセージで包括するため、
現在の「6月・7月=ロータリー親睦月間」という形に統一されました。
このように、6月と7月が同じテーマである理由は、組織のバトンタッチを最もロータリーらしい「親睦」の
力で調和させ、世界的な連帯感を途切れさせないための知恵であると言えます。
6月は「感謝と締めくくりの親睦」7月は「未来へ向けた始動の親睦」と、同じテーマであっても意味合いが
全く違っているところが面白いですね。
以上、今週の会長の時間でした。






