会長の時間
今週の会長の時間は、交通渋滞についてです。
先週5月3日~5日にかけて、大阪へ家族旅行に行きました。4月に入ってからの計画だったため、
飛行機や新幹線は当然予約できず、四国を経由して車で行きました。そこで生まれて初めて10㎞以上の
渋滞を経験して思った以上にストレスを感じたので、そのメカニズムを調べてみました。
今回は、一番渋滞した神戸(特に阪神高速3号神戸線)の京橋付近に注目してみたのですが、ここには
複数の構造的な要因が重なっていることが分かりました。
1.出口車線の短さと交差点の信号待ち
京橋出口は神戸の中心市街地に直結しているため利用者が非常に多く、出口ランプ(本線から一般道へ
降りる車線)が短いという弱点があります。
出口を降りてすぐの一般道に信号交差点があるため、そこで足止めされた車の列がすぐに高速道路の
本線まで伸びてしまって、この車列が本線の左車線を塞いでしまうため、直進したい車も巻き込まれて
渋滞が発生します。
2.本線車線数の不足(慢性的な交通容量オーバー)
阪神高速3号神戸線は基本的に片側2車線しかありません。
大阪~神戸~明石をつなぐ大動脈でありながら車線数が少なく、もともとの交通量に対して設計上の
キャパシティが不足しています。また京橋付近は三宮への玄関口であるため、合流・分岐が頻繁に起こり、
スムーズな流れが阻害されやすい環境にあります。
3.「右分岐」や「サグ(上り坂)」の影響
神戸線の周辺には右側から分岐する出口があり、不慣れなドライバーが急な車線変更を行ったり、
右車線に渋滞が発生したりすることで、全体の速度が低下します。また、微妙な勾配の変化(下り坂から
上り坂に変わる「サグ部」)があり、無意識に速度が落ちる車が後続車にブレーキを踏ませ、それが渋滞の
引き金になります。
4.迂回ルートの不足
現在、神戸市内を抜ける代替ルートとして「大阪湾岸線」の延伸工事が進められていますが、現時点では
湾岸線が途切れているため、多くの長距離車両が3号神戸線に集中せざるを得ない状況が続いています。
こういった状況を九州の高速道路に置き換えてみると、福岡の都市高速や大分では光吉IC・大分ICが
似ています。普段は何も気にせず走行できていますが、何か大きなイベントがある場合は、多少の渋滞は
予想されます。あらかじめ迂回ルートなどを調べておくとストレスなく目的地へ行けると思います。
以上、今週の会長の時間でした。








