本日は、片山会員の「Eクラブについて」の卓話となっております。
Eクラブとは、オンラインで例会を開くロータリークラブです。
私たちをネットワークに接続し、様々なサービスや情報の提供(この状態をオンラインという)をすぐに受けさせてくれる一番身近あるモノといえばスマートフォン。今や1人1台と合わせてタブレットなど持ち歩く人もいるほどに普及しています。パソコンとほぼ同等のウェブ閲覧機能等を有していることもこれだけ普及した要因のひとつでしょう。
携帯の歴史を調べてみました。電話と言えば固定電話だった時代がありました。契約数は2000年に携帯電話が固定電話を抜いたということです。国内では1985年にレンタルが開始されたそうです。現在の携帯電話とは見た目もサイズも違い、携帯というようなものではなかったようです。当時はポケベルを持っていた人が多く、公衆電話や電話BOXもさがせばすぐ見つかる所にありました。2000年代に入るとガラケー(日本特有の進化をとげたガラパゴス携帯)の黄金時代を迎えました。着メロをダウンロードした方も多いのではないでしょうか。2007年にiPhoneがデビューすると、数年でスマートフォンが主流となってきました。長い行列ができているのをニュースで見た覚えがある方も多いのではないでしょうか。
初めは肩にかけて運んでいた電話も本物の携帯サイズとなり、スマートフォンが当たり前の時代が訪れました。Twitter、FacebookやLINEといったコミュニケーションツールの存在によって、スマートフォンへと買い換えた人も多いのではないでしょうか。
私が最近見かける光景で、違和感を覚えるものがあります。
数人で食事をする若いグループがいました。スマートフォンを取り出していじりながら世間話をします。料理が出ると、スマートフォンで写真を撮ってFacebookやTwitterにあげる。誰とそこにいて、どこにいる人と話しているのか?目の前の仲間は何人?目も合わせず話しながらスマートフォンをいじる。人間関係の距離感をおかしくしているように感じています。
インターネットや人工知能などといった技術は日進月歩で進んできましたが、技術だけではなく、コミュニケーションの在り方を少し変えてしまった部分があると感じています。
ロータリーの例会は週1回のコミュニケーションの場、Eクラブはオンラインで24時間。さまざまな事情により入会を断ってきていた方々が、ロータリークラブへの入会を前向きに検討できる。もちろんこれまでのクラブと同等の市内9つ目のクラブということ。
Eクラブについては、私もわからないことが多く、奉仕の実践、親睦、運営はどのように行っているのか。本日の卓話で興味深いところがあります。立ち上げ秘話などご苦労話なども聞けるのではと楽しみにしております。