今週の例会

第34回 6月17日(月)

会長の時間

今週の会長の時間は職業倫理についてです。

もう10年くらい前の出来事なんですが、ある会の懇親会で居酒屋に行った時の話しなんですが、その時のメンバーの中に車椅子の方がいました。お店には事前予約を入れて離れの個室をお借りしていたました。お店に移動して直ぐにメンバーの1人が携帯の充電をするのにコンセントを借りていました、そうするとお店の若い授業員に勝手に使用しないでくださいと注意されました。そうこうしてると今度は車椅子が邪魔だからどけろと注意されました。廊下の邪魔にならない場所でしかも他のお客は来ない貸切の離れの部屋なのにです。私はとりあえず車椅子を移動したんですが正直ブチキレそうでした。そうこうして懇親会が始まり料理やお酒が運ばれてきたんですが、その従業員は両手に一杯料理やお酒を持ってきて重たいのでしょうが、私達に早く取ってと注文して来ました。自分が持つのが大変なので早く取れよとばかりのいい方でした。そこまで行くと呆れて何も注意する気になりませんでした。その店は離れの個室を1人の若い女の子1人(多分バイトと思われる)に担当させていたんですが、コンセントを勝手に使い車椅子を許可なく置いた私達が悪いのか?、若い授業員にワンオペさせて任せきりの店主が悪いのか?従業員の考え方や態度が悪いのか?色々と考えさせられる出来事でした。

私の考えは従業員(バイト含む)に何のために自分がこの接客という仕事をしているのかを教えて理解させた上で仕事を任せるべきではと思います。そして経営者は従業員1人に全て任せるのではなく、接客担当の従業員が足りない場合はお客に事情を説明してお断りをするべきだと思います。飲食業は美味しい料理とお酒、そしてリラックスする空間を提供しお客さんを喜ばせるのが仕事だと思います。お金さえ儲かればいいと思えばお客を一杯詰め込み、少ない従業員で回すのが一番儲かります。しかしそんなお店には二度と行かないので結局自分で自分の首を絞めていますよね。今でも思い出すと残念でなりませんが会社を経営する上で大変貴重な経験だったと思います。私は会社経営で悩んだ時や思い込んだ時にはこの事を思い出し職業倫理について考えます。お客様の事を第一に考え行動すれば必ず自分に返ってきます。この考えに共感し思考や行動を変えない社員には退職してもらいます。少し厳しい様ですがその考えで今の私があります。小さい会社ですが信念を持ち会社経営をする事が大事だと考えています。

以上今週の会長の時間です。

例会の様子

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