最近日本語は難しいなとあらためて思いました。「忖度」という言葉です。籠池氏の外国特派員協会での講演で「忖度」という言葉を「行間を読んで」とか訳していましたが、その後別の通訳者が英語に当てはまる言葉はないと説明しておりました。日本語が難しいというより、こういう他の人の心を推し量って行動するというような言葉をドライな西洋人は必要としていなかったと思ったのですが、今月の「ロータリーの友」34ページを読んでいて、「サービス」がそれに当るのではないかと思ってしましました。元来「サービス」という概念は、奉仕よりずっと広い概念で、相手を慮り相手のためになる行為であり、サービスにふさわしい日本語はないと述べています。忖度とよく似ていると思いませんか。
さて皆様3月25日の地区大会出席お疲れ様でした。私はその1週前の18日に大分中央ローターアクトクラブの認証式に参加して来ました。メンバーは親ロータリーの企業の方々が多かったとようですが、大分大学生もいましたし多士済々という感じです。若い人の意気込みはすごかったです。
また本大会前日の24日の地区指導者育成セミナーにも参加しました。2770地区PGの中村靖治先生が「ロータリーを語ろう ロータリークラブの変化と対応について」というテーマで講演をされました。ロータリーの歴史を語りながら、その歴史にロータリーの理念を交えて話をして頂きました。なかなか一言で纏めるのは難しいですが、最後にご本人は「不易流行」という言葉を使っておりました。変えてはいけないものは、ロータリーの理念である「親睦と奉仕」、「4つのテスト」、「Service above self 超我の奉仕」、「He Profits Most Who Serves Best 最もよくサービス(奉仕)する者、最も多く報いられる」等を述べ、そしてロータリーが他の団体と違う理念「職業奉仕」を特に強調していました。
一方変えて良いものは、理念を実践するやり方です。手段は変えて良いということです。
その中には今年度のロータリー定款の大幅な改正も入ります。これについては異論があるところで従来通りで良いというクラブも多々あります。Eクラブはロータリーの理念を守り、それを実践するためのクラブと考えてよいのでしょう。やり方の方は柔軟性を持ってやりましょうということでした。
また本大会の祝辞で広瀬知事は、ロータリーは「We serve」でなく「I serve」であるという理念を取り上げてくれていました。
ロータリーの「理念」は守り、それを「実践」しましょう。