お陰様で2021~2022年度は、会員数純増2名でスタートを切ることが出来ました。
数年前、目標とするクラブ会員数を50名と発信したことがあったと思います。
会員拡大もただ頭数を揃えればよい訳ではなく、ロータリアンとしてふさわしい人物でなければいけません。
また、現在の厳しい経営環境を考えれば、年会費や都度発生する費用も入会を妨げる高いハードルとなっています
今年度、福本会員増強委員長が目標のひとつとして「女性メンバーの獲得」を掲げました。
昨今、日本ではジェンダーレスが叫ばれていますが、現実の社会はジェンダーレスには程遠い状態です。
大手企業では、一定数の管理職に女性を登用していますが、まだまだ企業イメージ向上の感がぬぐえませんし、私たちの周りにも活躍している女性経営者はわずかしかいません。
以前、大分経済同友会の委員会で県内企業の女性社員に「管理職になりたいか?」という内容のアンケートを取ったことがあります。
結果なりたいと答えた人は少数でした。
「男は外で働き、家事は女の仕事」これが当たり前の世界で育ったわけですから当然の結果だと思いました。
日本が西欧諸国並みのジェンダーレス社会を作るには、何十年、何世代化の時間をかけて取り組む必要があると思います。
「女性メンバーの獲得」に話を戻します。
我々の周りにも個人事業主と呼ばれる女性経営者はいますが、企業経営をされている女性社長の数は大変少ないですし、夫が社長で妻は肩書だけ役員という経営者がほとんどです。
ロータリークラブでかかる経費が年間で約30万と考えれば、入会可能な経済的余裕がある人は僅かではないでしょうか?
会員の対象を経営者に限る必要はありませんが、一般的に女性の所得は男性と比較して安いという現実を考えればサラリーマンの女性は、なおさら厳しいと考えます。
以上のことを踏まえて今年度、我々が支払う会費が、どこにどのように使われているかを細かく知ってもらう時間を取りたいと考えています。
例えば食事代やRIに支払う分担金など、絶対に払わなくてはいけないものと、個人で選択できるものを洗い出すことで年会費を見直すこともできるはずです。
以前のロータリークラブは、大変敷居の高い組織だったと思います。
一部のロータリアンは、会員であることにステータスを感じ、自分たちが特別であると誇示する人もいたと聞きます。
今年度RIシェカール会長も「each one bring one」と組織の拡大を訴えています。
良い人材を一人でも増やし、臨海ロータリークラブの奉仕活動の幅を広げていきましょう。