本日は、コミュニケ―ションオフィス taz (タヅ)の石本田鶴子さんをお迎えして、「経営者とコミュニケーション」の卓話をしていただきます。よろしくお願いいたします。また、明日の2月23日はロータリー創立の111周年です。ホームページにはお祝いのイラストを掲載していますので、是非ご覧ください。
20日(土)に北九州で研修会に参加してまいりました。弊社では、全国の中小運送業者の約1,650社で組織する日本ローカルネットワーク共同組合連合会(JL連合会)に参加しています。各都道府県で運送会社が協同組合を組織し、会員同士がインターネットを利用して東京からの九州向けの荷物を探したり(求荷)、九州から関西に向かう車両を募集したり(求車)しながら業務を効率化し、運送の仕事のやり取りをしている日本最大の物流ネットワークシステムです。今回は九州・沖縄地域の230名を超える配車・営業担当者を集めての研修と交流会でした。
研修会のテーマは「採用」、社員を募集した際にどのような観点で人を採用するのかについてでした。6名がグループになってテーマごとに話し合います。「面接の際にどのような質問をしますか?それは何のためですか?」については学歴や職歴、免許の有無など実務的な内容についてのこと、職務を安心して任せられる能力を持っているかの質問が多かったようです。
その次に「あなたが船長で、世界をより良いものにできる宝物の地図を持っていて、船員を採用する場合はどのような質問をしますか?」でした。この場合は、その人の能力だけでなく、価値観や物の考え方、その人の性格、未来への展望、世界をよくするために何がやりたいか等の質問が出てきました。
ここで一つの「気づき」があり、「世界をよくするために一緒に仕事をしよう」「やりがいのある仕事を共にやろう」という積極的に勧誘する気持ちが湧いてきました。やはり、一緒に仕事をして人生の長い時間を共にする仲間を作るという気持ちがとても大切なのだなと感じました。単に人を雇うという感覚とは違っています。私自身、自分の会社の採用で「会社や世界をよくするために一緒に働く人を採用する」という意識はあまり持っていなかったように思います。
これをロータリー活動に当てはめてみるとどうでしょうか。職業奉仕と言いながら会社の「採用」においては「良い世界を作ろう」「高い職業倫理を持とう」という気持ちをどこか忘れています。また仲間を増やそう、会員増強をしようと言いながら、「ロータリー活動をすること、奉仕をすることで世界が本当に良くなる」とちゃんと自分で強く思い、そして人に伝えていたのかも不安です。今一度、ただ単に「ロータリーの会員になりましょう」ではなく、「一緒にどんな活動をして、どのような素晴らしい世界を作ることができるか」をよく考えながら、それを周りの人に積極的に伝えていけるようになっていきたいと思います。
私たちは世界をより良くできる宝物の地図、ロータリーインターナショナルとロータリークラブを持っているのですから。