今週の例会

第26回 3月27日(月)

会長の時間

先週オーストラリアのシドニーにM&Aの研修旅行に行ってきました。今回はその話をしたいと思います。
日本から200名ほどの税理士が参加して開催されました。オーストラリアの面積は769万2,024k㎡(日本の約20.3倍)で世界第6位です。人口は2,597万人、居住者出生地の約30%は海外で多くの移民を受け入れています。在留邦人数は9.3万人ほどで米国、中国に次ぎ3位、永住者は59,293人います。飲食店や小売店でも日本人が働いており、日本語が話せるスタッフも多かったです。

実質GDP成⾧率は114四半期連続で景気後退はなく、先進国として稀有な経済成⾧を記録しています。その原動力となっているのが人口増で、毎年30万人ずつ人口が増加しており、3年で100万人増えています。人口減少が続いている日本とは全く逆です。人口が増えている要因は移民の受け入れです。雇用支援策として2022/2023年度で永住権を付与する移民の年間受け入れ数を19万5,000人に拡大しています。

国全体のGDP規模は日本の35%ですが、 一人当たりのGDPは5万6,000米ドルで日本の1.4倍、最低賃金は21.38豪ドル(約2,000円)、祭日の賃金は2.5倍、平均年収は700万くらい、ほぼ残業なしで、夕方になると海辺の飲食店は人であふれていました。なんとも、うらやましい限りでした。最近、ワーキングホリデーを利用し、オーストラリアで働くことを希望する若者が増えているといったニュースはそういった背景だと思います。モノの値段はやはり高く、ミネラルウオーターが5ドルしました。治安はよく、ホテルでセーフティボックスの鍵を閉め忘れてパスポートを入れていましたが、盗難の被害にはあいませんでした。日本は異次元の少子化対策といっていますが、本気で人口の減少に歯止めをかける施策が必要だと痛感しました。

例会の様子

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