ロータリーの友5-6月号かんかんがくがくでは、新型コロナウイルス感染症の流行などの非常事態に陥ったとき、クラブはどう対処すべきか、災いで見直されるロータリー活動の意義について掲載されています。過去の伝染病では経済・医療・哲学・道徳・社会と多方面に問題が生じ日常性が奪われた一方、人は危機に直面すると身近な人を大切にし、絆を深めるともいわれています。動きが取れない今こそ、夢を語り、共に未来設計を描くことで目指す幸せを再確認する良い機会です。新型コロナウイルスは人間社会を恐怖に陥れただけでなく新たな課題を突き付けています。グローバル社会において、身の回りに起こる負の事象は、個人やコミュニティ、国の単位では解決できない、世界レベルの問題である事です。今までに起きた世界レベルの問題としては、例えば気象変動による災害、地域を越え、地球環境を脅かしています。我々先進国が排出してきた温室効果ガスが原因と言われ、国連主導の政府間温室効果ガス削減計画は国際的活動となっています。又、人間紛争による災害では、争いに無関係な子供達の生活環境を脅かし、世界的な平和が叫ばれています。これらの事例と同じように今回の新型コロナウイルスによるパンデミックは、経済至上主義がもたらした都市への人口集中という社会環境の変化が疫学的視点からみて人口密度の限界を示唆しているのではないでしょうか。私たちは今、人間の幸福とは何かを再確認して、より幸せに生きるための新たな社会・経済・環境について考えなおす必要性に迫られているのです。そしてこの様な人間の安全を脅かす様々な問題に対し我々ロータリアンは、広い視野を持ち、それぞれの地域に奉仕することが求められています。災いで見直されるロータリー活動の意義についてご紹介しましたが、我々、大分臨海ロータリークラブの活動の未来のヒントになるかもしれません、ご一読ください。
この度の、ホノルル国際大会の中止を受け、6月20-26日にオンラインバーチャル国際大会が開催されます。バーチャル国際大会では、今ほどロータリーが必要とされ、人のつながりが求められるときはありません。今こそ「ロータリーは世界をつなぐ」を合言葉に、参加者を募集中です。来週の6月20日㈯22:00~23:15第一回本会議『ロータリーと共に“ちから”をつなごう』では、世界中のロータリーファミリーが結束し、新型コロナウイルスと闘っている様子や今後の取り組みの紹介又、新型コロナウイルス対応から学んだ教訓を今後の疾病流行から地域社会を守るためにどう生かすかをディスカッションします。6月22日からは分科会日本語の同時通訳もあり、バーチャルな方法で出席者の対話も可能です。今までに例のないバーチャル国際大会、皆さんも体感してみてはどうでしょうか。