第20回 1月26日(月)

大分臨海ロータリークラブ

今週の会長の時間は、空飛ぶクルマについてです。
昨年の大阪関西万博でデモ飛行されていたので、目にした方もいらっしゃるかと思います。現在開発されている空飛ぶクルマの多くは、道路を走らず、見た目も従来のクルマとは異なります。それでもクルマと呼ばれる理由は、「クルマのように日常的に使う交通手段」というイメージを表すためです。空飛ぶクルマの定義は決まっていませんが、国土交通省は、「電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運行形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段」としています。「バッテリーでモーターを動かし、自動操縦で、滑走路を使わずに垂直に離着陸をする乗り物」というイメージです。
つまり空飛ぶクルマのキーワードは、「電動」「自動操縦」「垂直離着陸」の3つで、電動のメリットは移動中にCO2(二酸化炭素)を排出せず、保守コストを抑えられることで、自動操縦のメリットは、免許が不要または簡易化できることや、人為的な事故を減らせること、垂直離着陸のメリットは、滑走路や道路がない場所でも離着陸ができることが挙げられます。
では、空飛ぶクルマに想定されている今後の用途を紹介します。
1.都市のエアタクシー
世界の主要都市で交通渋滞が深刻な問題となっている中、空飛ぶクルマには都市のエアタクシー(空飛ぶタクシー)としての用途が期待されています。空飛ぶクルマは、電車やバスのように多くの人を乗せることはできないため、渋滞そのものの解消は難しいかもしれませんが、目的地まで短時間で移動したいという人のニーズに応えられると考えられています。
2.災害救助・救急医療
現在は、災害現場での救助や過疎地域での救急医療において、消防防災ヘリやドクターヘリなどが活躍しています。空飛ぶクルマは、ヘリコプターに比べて機体価格や維持費が安価なほか、操縦が安易で人材が確保しやすく、狭い場所に着陸できるなどの長所があり、今後はヘリコプターの役割を補完していくと考えられています。
3.観光・レジャー
美しい自然や都市の夜景などを空から見下ろす、遊覧飛行への活用が期待されています。遊覧飛行であれば航続距離が短くすむことから、現在の技術でも実現の可能性が高いと考えられています。4.離島・過疎地域での移動
過疎化が進む山間部や離島では、人材不足などの理由から、移動手段のバスや船、飛行機などの便数が減少しています。また、道路そのものを維持することが困難な地域も増えており、過疎地域や離島における新たな交通手段として期待されています。
5.地方都市間を結ぶ
日本では、東京や大阪などの主要都市と地方都市を結ぶ航路は多くありますが、地方都市同士を結ぶ便は限られているのが現実で、空飛ぶクルマを地方都市間の移動手段として活用することが期待されています。
最後に、皆様は子供の頃にパイロットに憧れたことはありませんか?もしかしたら近い将来、自分の操縦で空を飛べる日がくるかもしれませんね。
以上、今週の会長の時間でした。

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