先週1週間、2日の地震にはじまり台風、福岡大分豪雨の局地的な大雨による土砂崩れのニュースを見たとき、その惨状には被害の大きさと自然の恐ろしさを改めて感じさせられました。台風3号が発生し、こちらには備えていましたがスピードを上げてあっという間に通り過ぎていきました。そのあとでこのような被害をもたらすとは思ってもいませんでした。
いつもこのような災害が発生したときに、これだけ技術が進歩しているのに、これまでのデータから予測し防げないものなのか、土木技術を駆使して水の流れを制御できないのかなど思いながら、ただただ被害がこれ以上拡大しないよう願うだけになってしまっています。世界中で起こる異常気象や自然災害は人間の力ではどうしても太刀打ちできません。また農園、畑、ハウス農作物の被害状況もいつも気になります。丹精込めて育てられた物が、一瞬で駄目になってしまったときのことを思いますと、私も「ものづくり」の会社なので、たとえば、構想からソフト、ハード設計、組立、調整、デバッグと何人もの作業と思いが集まりようやく出荷近くにまできた装置が水害にあい水につかりましたなんてことを考えるとゾッとします。
弊社は海や川に近いのでいつも水害が頭をよぎります。実際ある取引先からは開発に使っているサーバーやその他重要資料、津波警報が出てから何分で安全な場所へ移動できますか などと質問を受けたこともあります。もちろんいざというときのマニュアルはありますが、臨海地区の皆様の備えもまた参考にお聞かせ願えれば幸いです。