会長の時間
今週の会長の時間は、担い手確保についてです。
皆様は、若手の人材確保に頭を悩ませたことはありませんか?
私自身、10年ほど前から高校や大学に求人を出してきましたが、なかなか採用には至らず、
悩んでいました。そんな中、3年ほど前に「アスナビ」というものを紹介していただきました。
アスナビとは『トップアスリート就職支援ナビゲーション』のことで、平成26年に、大分県と
日本オリンピック委員会が連携し、大分県出身で、オリンピック・パラリンピックへの出場を
目指すトップアスリートと、採用を検討する企業とをマッチングするプロジェクトです。
そして、この連携と同時に、大分県が独自に国民スポーツ大会での活躍が期待される
アスリートの就職支援事業「アスナビ・チーム大分プロジェクト」を開設しました。
私も長年スポーツに携わっていて、不安や抵抗も無かったので、すぐに採用検討企業に
登録をしてプロジェクトに参加しました。
その結果、2024年に2名、2025年に1名のアスリートを採用することができました。
会社としては、アスリートの競技環境を充実させるための時短勤務や、大会遠征などの
経済面の支援をすると同時に、引退後、即戦力として働けるように育成をしています。
仕事面では、支援してもらっているという意識があるためか、積極的に取り組む姿勢が多く
見られます。またアスリートということもあり、「負けず嫌い」が発動して、良い意味で刺激しあって
おり、それを見た同僚社員までもが刺激を受けて、これまで以上に良い仕事を客先に提供しよう
とする姿勢が見られるようになりました。
先月、ロータリー・リーダーシップ・研究会パートⅠに参加した際に、「あなたはどのようなことを
大切にしてお仕事をされていますか?」という問いがあり、私は道路をつくる仕事をしていて、
客先や社会の人々が快適に走られるよう品質の良いものを提供することを大切にしていて、
会社内でも少しづつ浸透していますと答えたところ、ファシリテーター(三村副ガバナー)に、
「まさに職業奉仕ですね!」と言っていただけて、少しだけロータリアンらしくなれたのかなと
うれしくなりました。
アスリートだからという訳ではないのかもしれませんが、どんなことでも高いレベルで取り組ん
でいる人は、何に対しても意識を高くもって臨んでいるように感じました。
皆様も、機会があれば「アスナビ」を利用してみてはいかがでしょうか?
以上、今週の会長の時間でした。







