今日はタオちゃんの卓話がありますので、その前に新会員さんのために米山奨学生についてお話しします。
ロータリー米山記念奨学会とは、勉学、研究を志して日本に在留している外国人留学生に対し、日本全国のロータリアンの寄付金を財源として、奨学金を支給し支援する民間の奨学団体です。
設立の目的は将来母国と日本との懸け橋となって国際社会で活躍する優秀な留学生を奨学することを目的としています。優秀とは「学業」に対する熱意や優秀性はもちろんのこと、「異文化理解・コミュニケーション能力」への意欲や能力に優れている点が含まれます。ロータリー米山奨学生は、ロータリークラブを通して日本の文化、習慣などに触れ、社会参加と社会貢献の意識を育て、将来ロータリーの理想とする国際平和の創造と維持に貢献する人となることが期待されると共に以下の3点が求められています。
学業
学問に対する研究の目的・目標を明確にし、研鑚(けんさん)を重ねてその成果をあげる努力をする。
異文化理解
異なる言語・文化・習慣などを理解する努力をする。
コミュニケーション能力
人間関係における円滑なコミュニケーションを築き、自己の確立と共に他者を受入れる柔軟な姿勢をもつ。
ちなみに米山奨学生の事業は民間最大の奨学事業です、年間の奨学生採用数は約900人、事業費は約14億4700万円(2020-21年度決算)と、国内では民間最大の国際奨学事業となっています。これまでに支援してきた奨学生数は、累計で22,875人(2022年7月現在)。その出身国は、世界129の国と地域に及びます。米山奨学金には、奨学金による経済的な支援だけでなく、ロータリークラブ独自の世話クラブとカウンセラー制度による心の通った支援もあります。日本には約2,200のロータリークラブがあります。そのうち1つのクラブが、1人の奨学生の「世話クラブ」となります。米山奨学生は世話クラブの例会 に月に一回以上出席し、ロータリー会員と積極的に交流して国際交流・相互理解を深めるとともに、ロータリーの奉仕の心を学びます。
こうして巣立った奨学生がいつか日本と母国、世界との架け橋になってくれる事を切に願います。
以上今週の会長の時間でした。