皆さん隠れ貧困という言葉を知っていますか、隠れ貧困とは経済的な貧困状態にある人々が、外部からは、それがわかりにくい形で生活している状態を指すそうです。

隠れ貧困の背後にはさまざまな要因が存在します。例えば、低賃金労働や非正規雇用の増加、雇用の不安定化、高齢化社会に伴う高齢者の経済的困難、シングルマザーや子育て世帯の経済的負担、教育水準の低さなどが挙げられます。

隠れ貧困の特徴は、貧困に陥っている人々が外部に対して自らの困難を打ち明けづらいという点です。これは、助けを求めることへの抵抗感、情報の不足などが原因として挙げられます。

隠れ貧困を解決するためには、まずは問題の正確な把握が重要です。社会的な問題に対して意識を高め、隠れ貧困の存在やその背後にある要因を理解することが必要です。

支援の仕組みや制度を改善し、貧困層へのアクセスを容易にすることも重要です。さらに、教育の普及や技術トレーニングの提供、雇用創出などを通じて、貧困層のスキルや能力の向上を支援することも必要です。

以前私が聞いた話に、シングルマザーのお子さんが、修学旅行に行けなかったそうです、私はお金がなくて旅行代金が払えなかったんだろうと思いました、皆さんはどう思いますか？実は旅行代金は払えたそうです、ではなぜと思いました、実はその子は女の子でした、新しい肌着を買うお金がなくて、着替える時に周りの子に見られるのが嫌で、楽しみでたまらないはずの修学旅行を欠席したそうです。

またこんな話も聞きました、学校のトイレに生理用品を提供している団体もあるみたいです、やはりお金がなくて生理用品を買えない子がいるそうです、思春期の子供がですよ、私はその話を聞いた時に胸が締め付けられる思いをしました。

この様に隠れ貧困は見えにくい問題ですが、社会全体での意識と行動の変革が求められるのではないでしょうか。海外の学生の援助も必要ですが日本で困っている人を助けることも必要なことだと思います。本日はNPO法人子育て応援レストラン理事長の若林優子さんに卓話をして頂きます、この機会にぜひ皆さんにも一緒に考えて頂きたいです、今こそ私たちロータリアンも真剣に考え行動するべきではないでしょうか？

以上今週の会長の時間でした。