皆さんこんにちは、先週27日の土曜には社会奉仕、国際奉仕のセミナーが熊本において開催され菊池一利幹事、井戸パスト会長に出席をしていただきました、大変お疲れ様でした。今日は報告会となっていますので後ほど発表をお願いいたします。
私は昨日の日曜日に先週の会長の時間でお話をした、オートバイを福岡まで取りに行ってきました。行きは家内と車で、帰りはオートバイに乗り途中高速道路のサービスエリアに2回寄り休憩をしながら運転をして3時間かけて帰ってきました。久しぶりに乗る長距離のオートバイにかなり疲れました。また九重、湯布院辺りは気温も低くまだ雪が降るようなことはないですがとても寒かったです。
そこで、冬も近づいていてきましたので、私の専門であるタイヤの話をさせていただきたいと思います。
皆さんの中にも冬はスタッドレスタイヤを履かれる方もいらっしゃると思います。また、今後装着を検討しておられる方もいらっしゃると思います。九州の中では大分県はスタッドレスタイヤの装着率が福岡に次いで2番目に高く、地域によっても違いますが全体では15%ぐらいがスタッドレスタイヤを履かれています。タイヤメーカーが言うには準雪地区といった位置づけとなっています。
一昔前までは、スパイクタイヤ、スノータイヤといったのもが主流でしたが昭和34年から製造が開始されて以来、昭和50年代半ばごろからスパイクタイヤによって削られた路面から発生した粉塵による人体への悪影響が懸念されはじめ平成2年にスパイクタイヤの製造が中止され、平成3年には使用も禁止されました。
そこでスパイクタイヤに代わって出てきたのがスタッドレスタイヤといったものです。スパイクタイヤは堅いゴムに金属製の鋲が刺さっており氷雪路などでは鋲が路面をひっかきながら進みに止まるといったものでしたが、スタッドレスタイヤはゴムが非常に柔らかく粘って走行をするようになっています。氷雪路で滑る原因は路面の雪や氷が少し溶けている状態で、例えば冷凍庫からとりだしたばかりの氷はツルツルしていませんが、持っているうちに溶けだしてツルツルするようになるのと同じです。各タイヤメーカーが研究を重ねて性能もよくなっていますが、私共が推奨しているブリヂストンは、路面に接するタイヤのゴムを泡状に発砲させゴムをスポンジのようにして、氷雪路の上に薄く張った水の膜をタイヤの中に取り込んで、路面を乾いた状態にするといった手法を取り込んでいます。このような発想はブリヂストン独自でこれにより効果は抜群で各社タイヤメーカーの1歩も2歩も先を進んでいて、まねをしたくても特許もとっており、また技術的にもまねができません。
また、よく言われるのですが駆動軸の2本に装着をといったお客様がいらっしゃいます。氷雪路では前に進むことはもちろんですが、安全に止まることがもっとも重要です。2本で止まろうとすればハンドルを取られたり、制動距離が伸びたりと本来の性能を発揮することができません。スタッドレスタイヤを履かれる際は必ず4本セットで装着をしてください。