こんにちは。
今日の会長の時間は、昨今話題になってますAIによる故人(お亡くなりになった方)の再現についてです。
昨日もテレビを見ている時に『故人のデジタル再現はタブーか、それとも救いか』という話題が持ち上がっていました。
故人のデジタル化サービスとは、復活させたい人物の15分程度の音声データ、顔写真、記録を提供すると、亡くなった復活させたい人物の性格、声まで完全に一致した状態で、故人がAIで復活し、遺族と双方向でやり取りすることが可能となるサービスです。
昨年12月30日に73歳で亡くなった歌手 八代亜紀(やしろ・あき)さんのお別れ会ではAIの音声合成技術によるナレーションが流され、本当に本人が話しているのではと思えるものでした。
私は最初 故人がAIでデジタル化されて残り、またAiで故人が言いそうな事が聞ける様になる事は単純に「おもしろい」し「うれしい」事だなと思いました。
しかし、では本当に自分が死んだ時にAIとしてデジタルで残して欲しいか?と考えた時様々な考え方はあると思いますが、私は残してほしくないと思います。
AIが日々進化し、多分自分が本当に言うであろう言葉を話すのかもしれない、ですがだとしてもそれは私が発した言葉ではないと思うからです。
ただ、残された方からすると「もっと話したかった」「もう一度声が聞きたい」と思う気持ちもすごく分かります。
でも、それがあるからこそ、残された時間を有効に使おうと思えるのではないでしょうか?
少子高齢化が進むことで、お墓を世話して先祖を供養する後継者もいなくなる。
そういった中で、メタバース霊園という新しい考え方も注目を集めているようです。
アマプラで「アップロード〜デジタルなあの世へようこそ〜」という海外のコメディ、ちょいサスペンスドラマがあるのですが、このドラマは死に際にアップロードするか、しないかを選択する事ができ、しない場合はそのまま死後の世界へ、アップロードすれば自分を完璧にアップロードさせ意思もあり不死としてデジタルの中で生活する事ができる。
遺族もそのデジタルの世界にVRで入室すれば故人と自由に面会できる。
ドラマの世界ではありますが、そう遠くない未来、倫理的なことを考えなければ実現できなくはない事だと思います。
意外と面白いので興味のある方は見てみてください。
デジタル、AI化が進み、色々なものが便利になってきていますが倫理的観点や、自分と家族が求めるものがマッチしているのか、本当にそれが良いのかを考える必要はあると思います。