私が専務の時、税務署が調査に入り「大分トリニータのスポンサーに付いてくるロイヤルシートは交際費ではないか」と聞かれました。私は、「ロイヤルシートはスポンサーにおまけで付いているので、交際費にはなりません。」と答え税務署の方も納得されたのですが、私を試したのかと不安になりました。
国税モニターをした時は、税務署長・副署長の方々が、ニコニコしていて、親近感さえ覚えてしまいました。
大分法人会青年部会から、全国の青年部会副会長へ出向した時の財務省の方は、平身低頭で優しい方でした。
法人会での会議に出席された税務署の方が、言いたい事を言えない辛さを感じました。
会合の時や懇親会で雑談をしてわかった事に私はビックリしました。税務署の方は、夜や休日に税務署の方以外と遊べないのです。交友を広げると癒着に繋がったと見られたりするからです。転勤はあるとは言え、家族と職場の方との付き合いだけで、退職まで過ごし、調査に入れば「税金を取られた」と言われ、集めた税金の使い道は一切口を出せず、なんとも息苦しい仕事だなと強く感じました。
私の仕事上、県職の方々とお会いするのですが、あくまで指導が先で守らない時に罰則なのです。そこで思いついたのが、税務署の方に、指導をしてもらおうと。
我社に2006年に税務調査が入って8年目、私が社長になって一度も経験がなく、姉が経理をして経験なく、父と母が健在な時にと思い、税務調査に来てもらいました。
私が国税調査官にお願いをしたのは、「8年空いているので、色々と指導をして下さい。」ということです。
結果、経理から事務員に対してまで、懇切丁寧に指導をして頂けました。
これにより税務・経理面で一つ向上出来たのです。
税務署は、国の役人なので権力もあり、逆らっても損、ならば、指導をしてもらった方が得と考えております。
自分の周りの多くの人・物・事を味方につけ、RCの高潔性を以って経営すれば、企業として向上し続けると思います。