6月29日(月)大分臨海ロータリークラブの福本会長年度最終例会が、大分オアシスタワーホテルのラウンジ21にて開催されました。
小山康直ガバナーの1年間のご活躍を讃え、また岩崎葉子事務局員の19年間のクラブへの貢献に感謝して花束が贈呈されました。
退職される岩崎さんには、児玉ガバナー秘書の手作りの寄せ書き帳(会員の写真入り)も贈呈されました。
福本会長より、「クラブ全員が結束して小山ガバナーを支え、地区大会の成功に貢献できたことは、大変貴重な体験になった。」との言葉があり、小山ガバナーからも「クラブの皆様の多大なるご協力、ご尽力に感謝します。」とお礼の言葉をいただきました。
大分の臨海工業地帯の夜景とフルコースの食事を楽しみながら、例会の懇親の時間もあっという間に過ぎていきました。
ほぼ全員が怒涛のように2次会になだれ込み、歌と踊りのなか素晴らしい親睦が深まった最終日でした。
福本会長、園田幹事、この1年間本当にありがとうございました。
大分臨海ロータリークラブ 福本祐二
いよいよ私の会長年度も本日の夜例会が最後となりました。お陰様で1年間、1度も休む事なく務める事ができ、会長の指名を受けた時、それを最低限の目標に決めていたので、若干の達成感を感じております。毎週会長の時間で何を会員の皆様にお話しようか悩み、締め切り直前まで考えておりましたが、本日は最後ですので、私自身経営者として常に念頭においている戦略と戦術の概念についてお話したいと思います。
戦略とは「勝てる場の発見と勝てる条件作り」であると言われておりますが、既存のやり方や強み、固有技術を軸にした戦略、つまり「従来の戦略」を日々の努力で積み上げるだけでは「勝てる場」はすでになくなっているのかもしれません。この現実を経営者自らが正しく認識し、代わる努力をしなければ現場の努力は水泡に帰すことになります。また「戦略の失敗を戦術でカバーしてはいけない」とも言われますが、今一度自社の環境への適応レベルを総点検し、根本的な戦略を間違えないように心がける事が第一であると思います。「戦術・戦闘のミスは戦略でカバーできるが、戦略のミスは戦術・戦闘ではカバーできない」とはナポレオンの言葉と言われ、よく引用されています。では、戦略に対して戦術・戦闘は軽視してよいのか?となるとそうではないと思います。現在、業績を上げている企業は間違いなくトップ自身が陣頭指揮に立っており、しかも現場を熟知しています。熟知しているから、身の丈に合った戦略・戦術が採用できると思います。戦闘力(戦術)はトップのうしろ姿で決まります。「勇将の下に弱卒なし」で、この戦闘力なくして成果は期待できません。私自身、この戦略・戦術について常に意識し、日々決断しなければならない問題の際、常に判断基準にしております。会員の皆様に対して私がこの事を話すまでもないかもしれませんが、変化の激しい時代でありますので判断基準の1つの見方として戦略・戦術を意識していただけたらと思います。
さてこの例会が終わりますと後は打ち上げとなりますが、未熟な会長であります私を支えていただいた園田幹事、会員の皆様には大変感謝申し上げます。また、今年度で退職される事務局の岩崎さん大変御苦労様でした。会長年度の今年に限らず、入会以来臨海ロータリ―クラブでわからない事は全て岩崎さんから優しく教えていただきました。今後はどこで会っても「やあ」と言い、遠い時には少し恥ずかしいですが「手を振り合いましょう」本当に感謝申し上げます。
そして小山ガバナー、1年間大変お疲れ様でした。臨海ロータリーがホストクラブとして地区大会も成功に終わり、また今月はサンパウロの国際大会にも出席され、本当に我々全員も充実した1年になったと思います。
最後に、次年度は長縄会長となりますが、直前会長として微力ではありますが、支えていくことをお誓い申し上げまして会長の時間とさせていただきます。本当にありがとうございました。