いよいよ新しい年度が始まりました。この年度はけっこう記念的な年度です。まず国際ロータリーは111年経つことになります。ロータリー財団は100周年に当たります。一方我が臨海ロータリークラブは結成以来44年が経ち45年目に入りました。このような年度に会長を務めさせて頂くことは大変光栄でございます。
私は最近出勤時間が変わり、見かける風景も変わりました。そして毎日のように松葉杖をついた若い女性がバスを待っているのに気がつきました。その女性を見て、本来は多様な将来から自分の好きな道を選べるはずだったのに、障がいのために自分の将来を制限されたのではないか、また自ら制限してしまったのではないかと気のどくに思いました。そして障害を持った方も人生を自ら選べるような何か支援が出来ないものかなと、あらためて思っているところです。
さて今年度の国際ロータリーの会長は、「ジョン・F・ジャーム」というアメリカの方です。また今年度のテーマは、「ROTARY SERVING HUMANITY 人類に奉仕するロータリー」となっています。新会長自身の社会奉仕活動を見ると、このテーマそのものを具現しているような方です。詳しくは、ロータリーの友7月号を見て下さい。特にポリオ撲滅には力を入れており、予防接種活動のための「ロータリーの2億ドルのチャレンジ」で成功を納め、「今年度のロータリー年度は世界で最後のポリオ症例が確認された年として認識される年になるかもしれません。」と、述べています。さらに「ポリオが撲滅される瞬間に立ち会う準備をしましょう。」「この成功をてことして、さらなる大きな成功に向けての準備をしましょう。」と、ポリオ撲滅に強い信念を持つと共に、その後のロータリー活動がロータリーの将来にとって非常に重要であると示唆しています。また同じ7月号に、チャタヌーガに、障がいのある子供が野球を楽しめる「ミラクルリーグ球場」を建設しているという記事があります。障がいのある子供が伸び伸びと育っていくような環境づくりも行っています。子供たちや親の歓声と笑顔があふれている光景が浮かびます。臨海ロータリー自ら施設を建設するというのは難しいですが、いろいろな障がいに対応した工夫をしていると思うのでそのような施設建設の発信をしたりするのも、職業奉仕、社会奉仕になるのかなと思いました。
最後にジョン・ジャーム会長は、ポリオ撲滅における貢献によって、「CHAMPION of CHANEGE 世界の地域社会の改善に寄与した変化の推進者」としてホワイトハウスで表彰されたということです。