こんにちは。 本年度 大分臨海ロータリークラブの会長をさせていただいています横山 茂男です。
ロータリー歴は8年5ヶ月、職業分類はディスプレイ業になります。
本日はガバナー公式訪問例会、夜は合同懇親会と空き時間も含め長丁場となりますがよろしくお願いします。
さて、会長の時間ですが、今日はロータリーで自己紹介するときに所属クラブ、会歴、職業分類を言いますが、皆さんも良くご存知だとは思いますが、「職業分類」について少しお話しさせていただきます。
ロータリーでは、特定の業種や分野を、「職業分類」と呼んでいます。
以前はロータリークラブの会員になるには、会社等の企業や 団体等に所属している人、あるいは専門職務を行っている人、事業活動を行っている人 に限られていていました。
さらに、各クラブにおいて、その事業、あるいは専門職務を「職業分類」として区分・設定し、「1業1会員制」と規定されていました。
仲の良い同業者を自分のクラブに誘っても、「1業1会員制」なので、同じ「職業分類」では入会することが出来ませんでした。
1905年にクラブ親睦を守るために、ロータリーの創立者ポール・ハリス自らが打ち立てた大原則も2019年7月から職業分類の制限が廃止され、この「1業1会員制」の規定は改定され、各クラブで1業1会員でも1業2会員でも自由に設定できる様になりました。
さらに、「職業分類」は「事業活動を行っている人」だけではなく、「社会奉仕活動」を行っている人であれば、その「社会奉仕活動」を「職業分類」として認め、入会することが可能になりました。
無職の方でも「社会奉仕活動」を行っていて、その「社会奉仕活動」が一般世間に認められていれば良いのです。
主婦の方でも一般世間に「社会奉仕活動」を行っていると認められれば、ロータリークラブに入会できるようになり、今は職業分類という言葉だけが残っています。
国際ロータリーでは特に「職業分類」は規定されておらず、そのかわりに、以前は会員を登録する際に、「職業コード」という「職業技能を提示」するものが細かく定義されていたようです。
現在は多種多様な職業や働き方があるので実際分類するのは難しいと思いますし、会員増強を推進する上で1業種1名のしばりがあるとなかなか難しいです。
ただ、RI定款第5条第2節には「クラブは、一事業、一専門職務、一職業、一種類の社会奉仕、またはその他の職業分類に偏らないバランスの取れた会員構成を有するものとする。」とあります。
クラブの活動や考え方に多様性がもたらされる様、また、クラブの戦略計画としても、やはり多種多様な職業人が仲間として入会していただきたいです。
また同じ業種の方が会員にいたとしてもポール・ハリスが大事にしていたクラブの親睦が壊れない様にしたいですね。
ちなみに私の職業分類はディスプレイ業で、代表的な仕事は、店舗設計や展示会のブースづくりです。
認知度の低い業界なのでよくテレビなどのモニターを作ってるのですか?と勘違いされます。
これを機に私の業界のことも知っていただければ幸いです。
以上、会長の時間でした。