先月、日経新聞に載っていた記事なんですが、アメリカの医師がある実験をしたそうです。その実験とは医師とAIに同じ質問を投げかけ、どちらが優れた回答をするか調べる実験です。ちなみにAIの種類はチャットGPTです。専門家らが下した判定は「AIの圧勝」でした。情報の質の高さを示す指標は3.6倍、共感力は約10倍の差がついたそうです。
「それはお気の毒でしたね。きれいな水で目頭から目尻まで優しく洗いましょう。痛みや充血があれば医師の診察を受けて下さいね」。
「漂白剤が目に入った」という相談に、AIの回答はいたわりの言葉から始まりました。淡々と話をする医師とは対照的だったそうです。AIは疲れることもいらだつこともありませんし、待ち時間もないのなら患者はいいことずくめだと思います。ただ便利さと引き換えに、専門教育を受けた医師をAIが大替する未来が予想できます。ちなみに米ゴールドマンサックスは事務や法務の仕事の4分の1が将来自動化されると予測しているそうです、が記事の内容です。
私個人的には今後様々な職種でAIの活用が進み人間のする仕事が減少していくと思われますが、便利さと引き換えに何かを失っていくような気がしてなりません。たとえば私は、パソコンやスマホの普及で文字を書く機会が減り、漢字を書けなくなっています。元々ずる賢いので子供の頃から作文を書くときは漢字を使わなくてわざとひらがなで文字数を稼いでいました。そのせいでただでさえ漢字を使わなかったのに、今はスマホでさえ簡単に文章が書けるようになりました。最近では音声入力で文章も書けますし、チャットGPTを使えば質問にも答えてくれます。科学の進歩や人間の知恵によって、この先はどんな未来になるのでしょうか?大学受験や就職試験の内容なんかも変わって行きそうな気がします。しかしテクノロジーの発展によりもたらせる恩恵も大きいのは確かですよね。今後は使う側の考え次第なんでしょうね。
以上今週の会長の時間でした。