今日は、日本人の在るべき姿はどういったものか、その一例を紹介します。
台湾は親日で、東日本大震災の時に200億円を支援してくれました。日本語を話せる方も多く、日本頑張れと言ってくれる人々は今でも沢山いらっしゃいます。
日本が統治していた時、帝国海軍の高雄基地がありました。海軍には「五省」という訓戒があり、士官学校である海軍兵学校で用いられました。
その五省とは、
一、 至誠に悖る勿かりしか
(真心に反する点はなかったか)
「それをしなければ」と思っているのに、なんとなく後込みしてしまったところはないか。
一、 言行に恥ずる勿かりしか
(言行不一致な点は、なかったか)
「あの人は口だけだ」とか「口ほどに手が動かない」とか言われるようなところはなかったか。
一、 気力に欠くる勿かりしか
(精神力は十分であったか)
「仕事なんて二の次だ」などと言う気持ちは持たなかったか
一、 努力に憾み勿かりしか
(十分に努力をしたか)
初めから、「できない」と決めつけて、十分な努力もしないで、あきらめていなかったか
一、 不精に亘る勿かりしか
(最後まで十分に取り組んだか)
「もうこうれくらいで良い」と自己満足をしたり、手抜きはしなかったか
皆さんいかがでしょう。海軍と言うより、人としての生き方を言っているだけと思いませんか?全ての日本人がこの様であったなら、日本の底力は世界一と成ると思います。
会社の訓戒としても十分に使えるのではないでしょうか。
新型コロナウィルス感染拡大防止対策(ステイホーム・三密を避ける)を実行した時の日本人は、一部の方を除けば、この五省を守り切ったと感じております。素晴らしい事と思います。
RCの四つのテストもこれと同等のもので、これを世に拡げていく事も我々の使命だと考えております。
四つのテスト
一、 真実か、どうか
二、 みんなに公平か
三、 好意と友情を深めるか
四、 みんなのためになるかどうか
これで会長の時間を終わります。