今週の例会

第2回 7月13日(月)

会長の時間

「日本武士と世界的変革」

 日本の武士がオランダの傭兵として戦い、世界的変革の一助となった事をご存知でしょうか?

 時は戦国時代関ヶ原の合戦前に、オランダが日本の良質な銀を求めて徳川家康の所に来ました。家康は自分の好物より武器をオランダに求め、鉄砲(火縄銃)や大砲を手に入れ関ヶ原の合戦に挑み、勝利。大阪城冬の陣では、ガルバリン砲を使っています。

 ヨーロッパでは、スペイン国王が領土拡大をし、オランダは、商圏の為領土拡大をし、二国が東洋においても激突していたのです。

 大阪の陣が終わって、オランダは家康に武士の傭兵を願い出ました。傭兵された武士は、東南アジアの強固なスペインの城をオランダ海軍と共に陥落させたのです。強い武士達はその後もスペインとの戦いに参加し、ほぼスペイン領だった東南アジアをオランダ領としました。

 実を言うと、スペインとオランダの戦いは、領主が領土を拡大する事と商業を発展させる為の領土拡大の戦であったのです。戦に勝ったオランダは、イギリスに次いで「東インド会社」を設立しました。以後世界的には、商圏競いや会社が各国で設立されていったのです。

 付属として、ヨーロッパで使われた大砲は銅で造られていましたが、格段と性能の良い大砲は、なんと日本の銅で造られていました。当時日本の銀も銅も純度が世界一高かったようです。

 日本が変革をしている時、世界も変革をし、新しい時代へと船出しました。

 今また大変革の時代ですが、私達一人々の行動が、世界を動かす事になるかもしれません。ロータリー精神をもって、歴史上に残る日々の言動を続けていきましょう。

例会の様子

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